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バイクに乗るのが怖いときの解決法

2021/09/22
 
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バイク整備士歴13年。 これまでの知識と経験、ノウハウを読者の皆様に公開しています。 バイクに関してお困りの方に少しでもお役に立てれば幸いです。 ぜひプロフィール欄もご覧ください!
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バイクに乗っていて、もしカーブでスリップしたら…
車ならボディが凹んで済むところが、バイクなら大怪我です。
私自信、スピード好きなバイク乗りですが大切な人がバイクに乗るといつも心配になります。

長年バイクをライフワークにした者として言いたく無いのですが、

バイクは事故したら危ない。

これは直視すべき事実です。

そんな危険な乗り物「バイク」ですが、
趣味としての乗り物である以上、
楽しくなければ乗る意味が無いのではないでしょうか。
そして乗るのが怖いのに我慢している人も多いのではないでしょうか。

でも、怖いことは悪いことではありません。
「恐怖」と向き合えばより安全で楽しいバイクライフのヒントになるでしょう。

「怖い」理由は「危険」だからです。

ならば、
危険を減らせば怖いと思うことも減るはず。
いかに危険を減らして、バイクを怖く無くするか?
という方法について取り上げます。

ABS付きのバイクに乗る

ABSとは、急ブレーキをかけたときのタイヤのロック(=スリップ)を防いで転倒を防止する装置で、近年ではバイクへの装着が義務化されてきています。

バイクは急ブレーキをかけるとタイヤが簡単にロックします。
前輪タイヤがロックすると、ベテランですら間に合わない程、一瞬で転倒します。

これは「握りゴケ」と呼ばれていますが、
急ブレーキで転倒する事故は圧倒的に多いのです。

管理者自身、何度も ABSに命を救われてきました。
ABS付きのバイクに乗ればリスクを減らすことができるのは言うまでもありません。

しっかりとしたバイクウェアを着込んで運転する。

とあるケースで転倒した場合、

簡易的ヘルメット、Tシャツ、素手、短パン、サンダルで転倒するのと

バイク用のフル装備で転倒したときを比べると、

軽装の場合は擦り傷、打撲、靭帯損傷、切創など大怪我を負いますが、
全身バイクウェアの場合は少しの打撲で済み、翌日も普通に出勤できます。

さすがに普段からレーサーの恰好で固めるのは現実的ではありませんが、
10万円程の予算を捻出し、
バイクウェアを扱っている店で店員さんに全身コーディネートをお願いすれば十分安全です。

バイクを買うときはオプションパーツやカスタムは後の楽しみに取っておいて、
バイクウェアにお金をかけるのも大切なことなのです。

また、フルフェイスと半ヘルでは高速道路での恐怖感に圧倒的な差がありますので、
安心感のあるバイクライフに役立つでしょう。

以前、原付を買った女の子が納車の日になって裸みたいな格好で引き取りに来たので心配していたら案の定。
数日後に全身包帯グルグル巻きで親御さんと廃車の手続きをしに来たことがありました。

 

 

何が安全な運転なのかを意識する。

例えばバイクは道路の左側を走るのが原則ですが、
右側にスペースが空いていると車が真横に割り込むことがあり危険です。
であれば道路中央を走るほうが安全ですし、障害物を避ける時に有利になります。

我ながらブログで「法律が全てではありませんよ」と公言するのもどうかと思いますが、変わった瞬間の黄色信号で急ブレーキしたら追突される危険があるのと同様、そういった意味合いで解釈頂ければと思います。しかしながら一時停止など、本当に安全のためになるルールは常に実行するべきだと思っています。

 

また、交通の流れに合っていない速度で運転することもリスクになります。

他の車より速く走れば衝突する危険が高まり、
遅く走ればあおり運転に遭う危険が高まります。
他車と同じ速度で走れば車間を保ちリスクを減らすことができます。

運転スタイルも車種も人それぞれ。
スピードを出すことも、ゆっくりマイペースで走ることも否定する意図はありません。
ただ、リスクを減らすには流れに乗った方が無難と思います。

又、蛇行や爆音など後続車をイライラさせるような走り方もリスクの要因になります。

 

ライダーが悪い

子供の頃、自転車に乗る練習をした時を思い出してください。
自転車に限らず、二輪の乗り物は微妙なバランスで走っているのです。

特にバイクの場合、
肩に力が入りすぎているとか、
目線が地面に近いとか、
フォームがおかしい等の些細な理由ですら車体が不安定になり、
転倒しそうな感覚がライダーを不安にさせるのです。

バイクが転倒しないように乗ることが大事です。

本屋さんにはライティングテクニックを解説した本が溢れていますし、
バイク乗りの集まりに参加すれば運転のアドバイスを貰えます。

しかし、それが貴方に合っている保証はありません。

世界で一番運転が上手いMotoGPライダーですら運転方法は人それぞれですから、
杓子定規に当てはめたテクニックが正解ということは無いのです。

自分に合ったライディングテクニック磨くには?

マイペースでツーリングに出かけて、色々な運転方法を試してください。
シートに座る位置、ハンドルの握り方、目線の送り方…

色々試してみて、
貴方が一番安心できる楽しい走り方が、
最高に安全で速い走り方です。

楽しいときは安全な時です。

貴方が楽しく走るのに必要なライティングテクニックは、貴方の自己流しかないのです。

誰かとツーリングに行くよりは一人で走る方がマイペースで走れるので色々試しやすいですし、
近所を走るだけでは楽しさを感じるより前に帰宅してしまいます。

できれは遠方に泊りがけで一人でツーリングするぐらいが良いですよ。

バイクが悪い

バイクに整備不良があると、知らず知らずのうちに運転するのが怖くなるのです。

特に次の二点が大きく影響します。

前輪タイヤの空気が抜けている

タイヤを押してみて「ベコッ」凹むぐらい抜けていると、
曲がる時にハンドルが切れすぎてしまい不快感があります。

バイクは指定の空気圧の時にハンドルが適切な角度で自動的に切れるように作られていますが、
それ以上切れすぎるとバランスが崩れてしまうのです。

月に一回は空気圧のチェックをしましょう。

ステムベアリングという部品が悪くなっている

これは、左右のハンドルとハンドルの真ん中の軸の部分にある部品です。

外からは見えない部品ですが、
ハンドルがスムーズに切れるようにする機能を担う大事な部品です。

これに不具合があると、
曲がるときにハンドルが切れにくく、
バランスを崩して転倒しそうになるような怖さを感じます。

試しに、直線道路で時速40km/h一定速度で走行し、
肩の力を抜いてハンドルを持つ力をできるだけフリーにしてみましょう。
全体重をシートに預けて背筋はピンと伸ばします。

正常な場合は真っ直ぐ安定して走りますが、
もしステムベアリングが悪いと、バイクが勝手に蛇行します。
その場合は調整か修理をする必要がありますが、高難易度なのでプロに依頼しましょう。

 

 

恐怖と向きあうこと

このように、「バイクに乗るのが怖い」には理由があり、解決法もきっとあるのです。

せっかく免許を取ってバイクを手に入れたのに、楽しくなくては勿体ない。

そして貴方の「怖い」は危険に対するアンテナが正常な証拠です。

怖いことを我慢してバイクに乗る必要は無いのです。

かく言う私も常にバイクが楽しいわけではありません。

怖い時もあるし、つまらない時もあります。
バイクが楽しくなくても変じゃありません。

誰だってバイクに乗るのは怖いのです。
だからこそ、
恐怖と向き合い、
安全にバイクライフを楽しむべきだと
私は思うのです。

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