バッテリー上がりかどうか?判断する方法

点検&簡単な手入れ

バイクに乗ろうとしたらエンジンがかからない。
これはある日突然に自宅でも、出先でも起こりうることです。

実はエンジン始動不能の原因で1番多いのはバッテリー上がりであり、それはたとえエンジンを停めた直後にでも起こりうるのです!

もしあなたがエンジンがかからずに困っているとしたら、バッテリー上がりかどうか?を見極めることで修理のヒントになるかもしれません。

記事の後半ではバッテリー上がりの対処法も取り上げます。

※リチウムイオンバッテリーについて解説した記事をアップしました。
ご興味のある方はこちらへどうぞ!

バッテリー上がりとは?

A.バッテリーで直接電圧を測って12.0V以下

※ただし、12.4Vあたりからエンジンがかかり難くなります。

スマホではバッテリーの残量を0〜100%で表示しますね。

ただ、バイクではバッテリーの残量を%で教えてくれる機能は無いので、「テスター」という機器で直接、電圧を測ることで残量を知る必要があります。

エンジンがかからなくてもバッテリーには十分残量があるケースもありますので、
始動できない=バッテリー上がりではなく、
電圧が12.0V以下=バッテリー上がりと判断する方が正しいのです。

 

電気とは何か

「電気」は目には見えない物(?)ですが、何者か理解を深めるために「水」に例えられて説明されることがあります。

蛇口にホースを繋げてバルブを開くと水が「流れ」ます。

電気も線を繋げてスイッチを開くと電気が「流れ」ます。
これを「電気が流れる=電流」といいます。

水の話に戻ります。
水が流れているホースの先端を潰すとホースがパンパンに硬くなりますね。
これはホース内に水の圧力がかかっている状態です。

電気も同じで、電流がある状態の電線に電気が流れにくいようにすると圧力がかかる(的な)状態になります。
これを「電圧」といいます。
(この場合、電気を流れにくくすることを「抵抗」と言います。さらに電流と電圧をかけた値を電力と言い、ワットという単位をつけます。電気代の明細にある◯◯KWはこのことです。「抵抗」と「電力」はバッテリー上がりの理解にはちょっと関係ありません)

水の量にはリットル(L)、圧力はパスカル(PA)という単位があります。

電気にも単位があり、
電気の量=電流にはアンペア(A)
電気の圧力=電圧にはボルト(V)
があります。
バッテリーの残量を表すのにはボルト(V)が利用されています。

 

バッテリーの残量の測り方

バイクのバッテリーは残量満タンですと12.8Vです。(13.0Vでも良いです)

電圧を測る機器はサーキットテスターと呼ばれ、ホームセンターで購入できます。

サーキットテスタを直流電圧モードにして、

赤の線をバッテリーのプラスに、
黒の線をバッテリーのマイナスに繋ぎ、電圧を直接測定します。
12.3V~12.0V程度であればバッテリー上がりが原因だな、と確実に判断できます。

エンジンを始動したりライトを使用したりコンピュータが稼働するとバッテリーに蓄えた電気を消費しますが、エンジンがかかってさえいれば発電してくれているのでバッテリーは常に充電されています。
(詳しくは、こちらの「エンジンがかかればバッテリーが復活する」をご覧ください)

しかし長い間エンジンをかけていなかったり発電装置が壊れているとバッテリーの残量が減ります。これにより12.0Vあたりまでバッテリーの電圧が減ると、
エンジンを始動するのに必要になる電力の残量が確保できず、始動不能となります。

最近のバイクのメーターや、社外品の電圧計を装着している場合はキーをONにしたときに電圧が表示されます。
しかしこの場合表示される電圧はバッテリーから直接ではなく、間接的に測った値なので参考になり難いですね。
加えてキーをONにしないといけないので、そのときに光っているランプなどで電圧が下がってしまうのでやはり参考になりません。

 

バッテリー上がり特有の症状

テスターが手元に無い場合は以下を参考にして下さい。

①スタータースイッチ(ハンドル右側のエンジンをかけるときに押すボタン)を押すと、
「ジジジ………」or「カッ……チン」という音がするだけでエンジンがかからない。

②スイッチを押すと「パンッ」と音がしてメーターが暗くなったり消灯してエンジンに反応が無い。

③キーをONした状態でホーンボタンを押しても情けない音量でしか鳴らない。

④キーをONにしてもメーターもランプも光らない。

①②③いずれかの症状があれば初期のバッテリー上がりです。

④の、キーをONしても一切無反応の場合は完全にバッテリーが上がっています。
バッテリーには終始放電電圧といい、10.5V以下になると充電しても復活できなくなる(もしくは充電して一時的に復活しても数日後には再び上がってしまう)線引きがあります。
こうなってしまうとバッテリーを交換するしかありません。

ただ、バッテリーを交換する前に電圧を直接測ってみましょう。
もしかしたらヒューズが切れているかも?
ヒューズならホームセンターやカー用品店で安く手に入りますしね。
あるいはメインキーの不良や車体の配線が傷んでいるなど、さまざまな要因があります。

バッテリー上がりの対処方法

[1]バイク屋さんにレッカーする。

エンジンがかからない!ときの対処法(バイク屋さんに修理依頼する編)

[2]バッテリーを外して最寄りのガソリンスタンドorバイク屋さんに持ち込み、充電してもらう。
(有料の場合もありますが、その場合は相場的には高くても2,000円以内かと。)

[3]バッテリーを交換する。
バッテリーは、

バイク販売店、バイク用品店、ホームセンター、ネットショッピングで入手できます。

ただし、新品のバッテリーを使用するには充電器が必要なので不安な方はバイク屋さんで購入して充電までお願いした方が良いでしょう。

ただし、リチウムイオンバッテリーは購入してすぐなら充電の必要はありませんので、通販等で入手しそのまま交換しても大丈夫です。

[4]押しがけする。

押しがけの方法

[5]ヘッドライトの配線もしくはヘッドライト用ヒューズを外してキーOFFで10分放置後に再始動してみる。

放置していないのにバッテリーが上がったら

もし走行中にエンジンが止まったり、何気なく止めたエンジンが直後に始動できなくなった場合は、バッテリーのプラス、マイナス端子につながっている配線のボルト(いわゆるターミナルボルト)が緩んでいるか、充電装置(主にレギュレータ)が壊れている状態でしょう。

この二つには関連があり、ターミナルボルトが緩んでいるとバッテリーに近いエリアの配線に高電圧がかかり、充電装置(レギュレーター)がパンクしてしまうのです。

ターミナルボルトを締めて直るなら良いのですが、緩んだままだと最悪発火して火事になりますよ!

緩む原因はボルトの締め付け力が甘い、もしくはバッテリーが揺れないように固定してるゴムバンドが切れている状態で長期間走ったのが原因です。

しかしゴムバンドは年数が経てば簡単に朽ちて切れるものなので気にせず放置している方も多いでしょう。

整備士によっては気にしない人もいるぐらいです。

たかがゴムバンドですが、これひとつを見逃すだけで重大な故障(場合によっては死亡事故!)になり得るのです。

(ゴムバンド無しでバッテリーが揺れないように固定している車種も沢山ありますよ)

レギュレーターがダメになった時の緊急対処方

充電装置が壊れている場合はガソリンスタンドでバッテリーを満充電にしてもらった上でジャンプスタートしてエンジンをかけてもらい、まっすぐ帰宅しましょう。

ヘッドライトがつかない状態にしておけば1時間は走れるかもしれません。
信号待ちではエンジンを止めないようにして、アイドリングが止まるかもしれないので気をつけましょう。
一度エンジンが止まると再始動できないかもしれません。
走行中であっても途中でエンジンが止まるかもしれません。

エンジンを動かし続けるには燃料ポンプやイグニッションコイルを電気で動かし続ける必要があるのですが、
バッテリーの残量が無くなればそれらも停止するため、充電装置が故障している状態でバッテリーの残量が無くなるとエンジンが停止するのです。

あくまでも緊急処置ですから、不安があるのは確かです。できればレッカーがベストですね。

1番良いのは定期点検欠かさずに受けて、安心できるロードサービスに加入しておくべしですね!

以上!ご参考ください!

 

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